「職場の雰囲気が悪くて居心地が悪い。なんかしんどい・・・」
と、ギスギスした職場や常に従業員がピリピリしている状況では、精神的に疲れちゃいますよね。
わたしが以前働いていた会社では、案件ごとに働くメンバーが入れ替わるケースもあり、毎回慣れるまでは常にバタバタ状態。。
雰囲気もグループによりけりで、スムーズに意思疎通ができないときは、めちゃくちゃ気を遣いヘトヘトになることもありました。
業務内容はほぼ変わらないのに、一緒に働く人によって精神的な負担ってまったく異なりますよね。
「職場の雰囲気が悪いとき、できれば雰囲気を変えて、居心地のよい環境に改善していきたいですよね!」
雰囲気は目に見えるものではありません。
- たった一人の言動が波紋を広げている
- 全体がなんとなく悪い空気を醸し出している
- 雰囲気が悪い原因がはっきりわからない
など、さまざまがケースがあり、対応するのはとても難しい問題です。
ですから、何が原因なのかを見極めてから、できる範囲での対策を考えてほしいと思います。
本日は、職場の雰囲気が悪くなる原因、特徴、改善策についてご紹介します。
雰囲気が悪い職場の特徴と原因
職場の雰囲気が悪いと、
- 仕事の効率が悪くなる
- ミスが多くなる
- 人が嫌いになる
- 会社に行きたくなくなる
など、マイナス要素しかありません。
ギスギスした職場には、どのような特徴と原因があるのか見ていきましょう。
仲が悪い
同じ職場やグループ内に仲の悪い人がいると、どうしても雰囲気が悪くなります。
- 喧嘩口調での会話
- 足の引っ張り合い
- コミュニケーション不足による不具合
- まわりが振りまわされる
- まわりが巻き込まれる
など、対立している人がいると、協力できないため仕事がスムーズに進まず、周りが迷惑します。
ひいては派閥ができたりと、コミュニケーションもスムーズにとれなくなる可能性もあります。
言動が最悪な人が上司 または 仕切っている
- 高圧的
- 人を見下す
- 自己中
- 和を乱す
- 成果を横取りする
そんな人が上司だったり、グループ等を仕切っていると雰囲気が悪くなります。
パワハラやモラハラ、セクハラなどのハラスメントが横行しているケースもあります。
誰もまわりに関心がなくコミュニケーションが少ない
自分からコミュニケーションを取ろうする人が少ないと、職場の雰囲気は悪くなります。
コミュニケーションが足りていないと、
- 性格や仕事の進め方など、人の特徴が把握できない
- 意思疎通がきちんとはかれない
- 質問しにくい
- まわりのフォローができない
と、コミュニケーション不足により、認識違いが起きやすくなりミスの原因となります。
また、誰かが困っているときも気づかないかもしれませんし、自分が何かで悩んでいても相談しにくくなってしまいます。
ミスを許さない
ミスをすることは誰でもありますよね。
でも、職場によってミスに対する許容値には差があります。
ミスをしたときに、
- 強い指摘を受ける
- 干される
- 大事(おおごと)になる
と、ミスした人を完全否定する空気のある職場もあります。
そんな状況だと、
- ミスが恐怖でビクビクする
- チェックが厳しくなりピリピリする
- ミスが多い人に仕事を任せられない
- 新しいことに挑戦できなくなる
と、息苦しさを感じる職場となってしまいます。
みんなの不満が多い
- 給与
- 仕事内容と量
- 残業
- 自分の評価
- 人間関係
など、不満を抱えている人が多い職場は、愚痴や悪口が多くなり、どうしても悪い雰囲気になってしまいます。
忙しすぎる
それぞれの仕事量が多く、キャパオーバーな状態が常に続いていると
- 作業に追われていることでの焦りと切迫感
- 体の疲れ
と、ストレスの多い状況になりがちです。
目の前の業務のことで精一杯ですので、まわりに対する配慮は二の次となりますよね。
- まわりのフォローはもちろんできない
- 新人に教える暇がない
- ピリピリしている人が多い
そんな人ばかりの職場は、雰囲気が悪くなって当然です。
ノルマ・目標設定が高すぎる
ノルマや目標設定が高すぎると、逆にモチベーションが下がります。
- 目標を達成しなければという焦り
- どうせ目標はクリアできないという諦め
- そもそも目標値がおかしい、ありえないという不満
など、そんな負の感情が取り巻いている職場は、愚痴が多くなり雰囲気が悪くなって当然です。
競争が激しい
従業員や職員同士の競争が激しい職場も、雰囲気が悪くなります。
競わせることで、モチベーションアップを図るケースもあると思いますが、競っている以上協力しあうことが難しい状況となります。
また、正当な競争ならまだいいのですが、手段を択ばない人もいますので、注意が必要です。
悪口・陰口が多い
「いない人の悪口を言う。。」そんな人がいると、
- 自分も言われているかも?と気になる
- 自分は言われたくないと人の顔色をうかがう
と、精神的によくない状況に陥ります。
一人でもそういう悪口好きな人がいるだけで、とても居心地の悪い職場となります。
職場の雰囲気の変える方法、悪い雰囲気の改善方法とは?
雰囲気が悪い職場を変えることは、決して簡単ではありません。
ムリに状況を変えようとすると自分に多くの負担がかかることもあります。
ですから、あくまでもできる範囲で挑戦してみてくださいね。
コミュニケーションを積極的にとる
積極的なコミュニケーションは、職場の雰囲気作りに欠かせません。
そして、最も大切なのは挨拶です。
「おはようございます」「お先に失礼します」「おつかれさまでした」など、出勤時、退勤時の挨拶は大きな声で自分からするようにしましょう。
その他、
- 質問があるとき
- 相談があるとき
- お願いしたいとき
- 意見があるとき
- 話し合って何かを決めたいとき
どんな時でも、コミュニケーションは必要ですよね。
「自分一人でも何とかなるからいいや」と流さずに、少しのことでも周りと確認しあう習慣をつけていきましょう。
コミュニケーションをとることは、信頼関係も築くことにつながります。
感謝を言葉で伝える・人の良いところを褒める
仕事をお願いしたり、フォローしてくれたとき、感謝の意をしっかり言葉で伝えましょう。
また、いいな!と思う部分があれば、相手を褒めることも大切です。
- 仕事のやり方
- 仕事に取り組む姿勢
- まわりへのフォローや気遣い
- 優れたアイディア
など、業務で褒めるべきポイントはいくらでもあります。
部下や後輩であれば、立場的にも褒めやすいですよね。
上司や先輩であっても「見習いたい」「勉強になる」というようなニュアンスで伝えることで、相手は気持ちよく仕事をすることができます。
笑顔で明るく過ごす
職場にいつも笑顔で明るい人が一人いるだけで、かなり雰囲気がよくなります。
ムードメーカー的な人もたまにいますよね。
だからと言って、いきなり自分がいきなりムードメーカーになるのはちょっとハードルが高いと思いますので、せめて笑顔での応対を心がけて過ごしましょう。
愚痴、悪口は言わない
愚痴や悪口の多い人と一緒にいると、無意識のうちに自分も思わず頷いたり、一緒にヒソヒソするようになっているかもしれません。
人は、長時間一緒に過ごしている人の影響を受けやすくなります。
周りに流されて自分まで愚痴・悪口を言ってしまわないよう、強い意思を持って過ごしましょう。
忙しくても他人への配慮を忘れない
自分がとても忙しいときであっても、他の人へおざなりな態度をとってはいけません。
- 声をかけられた人の方を向く
- 作業をしながら、適当に会話をしない
- キャパオーバーなときは、「手が離せないので、○○時以降に対応します。」など、理由と目途を伝える
と注意して対応しましょう。
基本的に、自分がとられて嫌な言動はしないようにと意識することが大切です。
雰囲気を左右する悪の根源(人物)をなんとかする
【あらためてもらう】
- 意見する
- 注意する
雰囲気が悪くしているふるまいに対し、やめてほしいとはっきり伝えてあらためてもらいましょう。
【コントロールする】
- よいしょする
- 褒める
意見しても素直に聞かない相手やそもそも意見できない相手であれば、うまく誘導してあしらいましょう。
その人がモンスター行動を起こさないようコントロールするのも一つの方法です。
雰囲気が悪すぎて辛いならムリをしない!
雰囲気が悪い職場の改善策をご紹介しましたが、頑張って行動してみても思うように雰囲気を変えることができないケースも多いと思います。
人と人との関係性を変えるのは簡単ではありませんし、個人でできることには限界もあります。
そうこうしているうちに、あなたがストレスで耐えられなくなったら、違う環境を探すと言う選択肢も検討してみてくださいね。
異動願いをだす
同じ会社であっても別の部署であれば、働くメンバーが違いますので全然違う雰囲気である可能性があります。
転部や転科希望をだせる会社もあると思いますので、一つの選択肢として考えてみましょう。
別の道を考える
転職を考えるのも一つの選択です。
すぐにやめるのではなく、次が見つかってから辞めることが大切です。
なんか雰囲気が悪い職場(仕事がやりにくい編) ーおまけの体験談ー
おまけの体験談!以前わたしが勤めていた会社でのお話です。
ヘルプ要因で入ったグループで3ヵ月ほど働いていた時のこと。
- 週一回の定例ミーティング
- 定例以外にも必要に応じミーティング時間を設ける
- 細かい作業手順の周知
と、コミュニケーションも取れているし、日々の業務の中での懸念点なども聞き取りしているはずなのに、何故か仕事がやりにくい。。
と入った直後から感じていました。
自分は初めての作業が一部あったため、教えてもらう立場で数日過ごしている中で気づきました。
「教える人が決まっていない。。」という問題です。
- 皆が一斉にガンガン作業を進めているため、わからないことがあっても聞きにくい
- 手順をみればわかるでしょ!というスタンスのため、さらに質問しにくい
- 質問で声をかけられた人は、自分の作業がとまる
- 質問されてもすぐに返答できない件は、○○さんに確認して!とたらいまわしに
- 上記のような状況のため、作業が全然進まなかったり、わかりにくい作業ばかりが後回しになって残る
なぜ、このようなことが起きるかというと、それは「工数管理のため作業時間を秒単位で計測しているから」なんです。
作業を中断すると正しく計測できなくなるし、自分の作業効率が悪くなってしまうせいで、誰も質問されたくないんです!!
という、かなり微妙な状況であったため、なんとなくピリついていたのでしょう。
- 個別に質問を受ける係を決める(AさんはBさんに聞くなど)
- 質問対応している時間は、別工数とする
というように改善し、以前より仕事がしやすくなり、雰囲気もよくなったように感じました。
この改善内容は、はっきり言って当たり前のことかもしれません。
でも、働きにくいと感じたのは教えられる立場であるそのグループの新人だけで、長くいる人は特に疑問視することはありませんでした。
実際のところ、そのグループでは社員と契約社員、派遣社員が一緒に働いており、よく入れ替わるのは主に派遣社員の方でしたので、「仕事のやり方を変えてほしい」と自分で言うのは厳しかったと思います。
と、このように、大したことではなくても、何となく働きにくいだけで雰囲気は悪くなることもあります。
働く環境作りってホント難しいことなのだと実感しました。
まとめ
職場の雰囲気が悪くなる原因と特徴、改善策についてご紹介しました。
職場の雰囲気をすぐに変えることはできません。
できることから少しずつ始めてみましょう。
くれぐれもムリをせず、ストレス発散もしっかり取り入れつつ挑戦してくださいね!