言い訳がましい人の心理と対処法、直す方法とは?

言い訳の多い人がまわりにいると、イラっとすることがありませんか?

わたしが以前勤めていた会社にも、言い訳がましい男性がいました。
「でもー、○○さんに言われた通りにやっただけですー」
なんて口調で言い返されることが多く、とにかく自分のせいにされたくないオーラが滲み出ているんです。
そして、「でもーっ…」という言葉が口癖になっているようでした。

彼と同じチームで仕事をしていたときは、その口癖が耳について、ほんとイライラさせられたものです。

このように言い訳する人って、まわりに嫌われるし、何となく距離を置かれる傾向があります。
でも、本人は気づいてないから、変わらないんですよね。

そこで、本日は言い訳がましい人の特徴と付き合い方、言い訳がましい自分を直す方法について詳しくご紹介していきます。
言い訳ばかりする人に迷惑をかけられている方、自分の言い訳グセを直したい方必見です!

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言い訳する人はどう思われている?

一人ボッチの人

グダグダと言い訳する人を目にすると、
「誰がやったとか、聞いてないし…」
「まずは、謝ったら?」
「そーゆう言い訳、今はどーでもいいから、聞いたことを答えてほしい…」

と思うことがあります。

こんな風に思ってしまうのは、わたしだけではないですよね?
一般的にも、言い訳がましい人に対する印象は悪く、以下のように思われてしまいます。

  • 不快
  • 嫌い
  • うざい
  • イライラする
  • 関わりたくない
  • 面倒な人
  • また言い訳か…

言い訳がましい人の特徴と心理

人間関係がツラい

なぜ、すぐに言い訳してしまうのでしょうか?
言い訳がましい人に共通する心境として、絶対に謝りたくない」というのが大前提にあります。

謝ること=自分が悪いと認めること

となるためです。
その裏には、さまざまな心理が隠れています。

自分の心証を悪くしたくない

自分の印象や立場が悪くなることが怖いと思っています。

  • 嫌われる
  • 失望される
  • できない人と思われる
  • 格下に見られる
  • 距離を置かれる

このような状況を避けたいという思いから、自分が悪くないことを強調したいために言い訳してしまいます。

怒られたくない

部下を怒る上司

とにかく怒られるのを避けたいという人もいます。
怒られたくないという思いから、無意識のうちに言い訳がましくなったり、嘘をついたりします。

子供に多い理由ですが、大人でも普通にあり得るケースです。

自分のせいにされたくない

責任を捨てる人

自分が悪者になるのはイヤだし、責任も負いたくないという気持ちから、咄嗟に言い訳してしまうケースもあります。

自分に自信がない

泣いている卵

自分に自信がないため、そんな自分を武装するためについつい言い訳をしてしまいます。

  • 非を認められない
  • ショックを受けていないように振る舞いたい

と、自分の悪かった部分を認めて謝る勇気がない人の自信がない気持ちの現れと言えます。

言い訳が癖になっている

自分のせいにされそうになったとき、言い訳するのが癖になっている人もいます。

  • とりあえず反論するクセがついている
  • 自分が悪いときでも素直に謝れない

と、言葉としてでる初めの一言が、もう言い訳する気満々の言葉「でも…、だって…」がでてきてしまうのです。
いつも言っていると癖になってしまうということです。

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言い訳がましい人との付き合い方と対処法

職場での話し合い

言い訳がましい人と仲良くするのは疲れるだけですので、本来であれば距離を置くことをおすすめします。
でも、相手によってはそうもいかないですよね。
特に、職場の人やママ友など、自分の都合だけで関係性を切れない人が相手の場合は、少しでもストレスなく付き合うために、しっかり対処していく必要があります。

すぐに言い訳する人と上手に付き合っていくためにはコツが必要ですので、習得して慣れてしまいましょう!

怒らない

言い訳が多い人は、

  • 怒られる
  • 否定される
  • 強く指摘される

多くの場合、このような状況から逃れたいという気持ちから、言い訳が多くなってしまいます。
まずは、怒らずに伝えるということを心がけましょう。

こちらから先に謝っておく

謝る女子

相手の非を頭ごなしに否定したり、指摘する前に、可能な際はこちらからも謝っておきましょう

「わたしも確認不足だったので悪かったのですが、○○の件…」
という風に、こちらから先に謝ってしまうのです。

そうすれば、言い訳ばかりする人でも、

  • 多少は謝りやすくなる
  • 素直に謝ったり、非を認めても平気なんだと思う
  • この人には虚勢を張らなくてよいのかも?と感じる

と、言い訳で固めなくても、話しやすい状況となります。

言い訳を最後まで聞いてから、対策を一緒に考える

会話する人

相手は言い訳を伝えることで安心するし、最後まで話すことで一旦満足できます。
聞き手となる人は、もちろん言い訳は聞きたくないかもしれませんが、とりあえず、最後まで聞く作戦と称し気持ちを切り替えて、いくらでも聞いてあげましょう。
そして、認められる部分は共感してあげましょう。

その後は、一緒に対策を考えるのがいいでしょう。
例えば頻繁にミスをしてしまうという問題であれば、

  • ダブルチェックする
  • クロスチェックする
  • ミスを事前に防ぐ方法や工程を取り入れる

など、できる対策はいろいろあると思います。

誰が悪い、何が悪いなど、責めたてることよりも、先につながることを一緒に考えるようにしましょう。

自分がフォローしたときはこっそり伝える

友達関係

その人のミスやうっかり案件を自分がフォローしたときは、皆の前ではなく、個人的にこっそり伝えましょう

自分自分

○○の件、まだだったから、やっておいたよー

言い訳くん言い訳くん

Aさんに急ぎの仕事頼まれて忙しすぎるし、Bくんのミスのせいで残業入って寝不足だし余裕なくて…

自分自分

お疲れだったねー!わたしがヤバいときは、よろしくねー♪

こっそり言っても、言い訳返しされたときは、お互い様だからフォローしあおう!的なノリで返しましょう。

はっきり伝える・教える

指摘する女性

  • とりあえずは謝罪してほしいこと
  • 言い訳しないでほしい
  • いつも言い訳したり、他人のせいにすることが多いという事実
  • 言い訳はかえって自分の立場や印象を悪くすること

などを、直接伝えて本人に自覚してもらう方法もあります。

はっきり言ってしまうと、相手との関係性にヒビが入る可能性がありますので、「私たちの今後のために伝えるよ」という言い方をするのがおすすめです。

真摯に受け止めてくれれば、関係性が回復し、一緒に過ごすストレスもかなり軽減されます。
言っても大丈夫な相手の場合のみ、使える方法です。

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言い訳がましい自分を直したい!改善する方法はある?

挑戦する人

  • つい言い訳をしてしまう
  • 誰かに言い訳がましいと注意された

と、自分は言い訳が多いと自覚し、直したいと思っている方もいますよね!
自覚できている時点で、直せる可能性は大いにありますので、しっかり対策していきましょう。

自分の行動を振り返る

言い訳したくなるような場面に陥ったときは、必ず自分の行動を振り返ってみましょう

  • もっと自分ができることがなかったか?
  • 気づきが足りなかったのではないか?
  • 伝え方が悪かったのは?
  • 事前に対策すべきだったのでは?

など、自分がすべきこと、できることが少しでもあったのなら、その部分について謝りましょう

人のせいにしない

NGをしている女性

もし、他人の責任を負わされも、決して黙っていなさいというわけではありません。
もし大部分が誰かのせいであっても、自分にも少しでも非があるなら、さっさとその小さな非を認めてしましょう

「自分もこの部分が悪かったです。
今後は気を付けます。」

堂々と言える人を目指しましょう。

言い訳よりも、まずは素直に謝る

言い訳をする前に、まずは素直に謝ってしまいましょう

「謝らずに理由だけ述べる」⇒単なる言い訳だからと、スルーされがち
「謝ってから理由を述べる」⇒言い訳であっても、相手が聞き入れやすくなる

謝るか、謝らないかで、同じ理由を述べても相手の心証は大きく異なります。
さらには、

「謝る」⇒「理由(言い訳)を述べる」⇒「今後の対策を伝える」

と、対策や反省点、注意するよう心がけるという意思を付け加えれば、会話の内容は全然変わってきますし、悪い印象もほぼ受けなくなります。

言い訳癖になる単語を言わない

言い訳する人

言い訳がましく聞こえる言葉ってあるんです。
すぐに言い訳してしまう人は、口をついて出るそのワードを使わないように注意しましょう。

  • だって
  • でも
  • 違います
  • いや、…

完全にクセになっている人は、第一声に何を言うのかを決めておきましょう。

  • 「そうですね」
  • 「はい」
  • とりあえず、頷く

など、自分の癖を意識して置き換えることを挑戦してみましょう。

「でも…」が移った瞬間 -体験エピソード-

考える男性

冒頭でもお話した通り、わたしのチームに「でも…」と必ず言い訳をする男性Aくんがいました。

  • とにかく、言い訳が多い
  • 人のせいにする
  • 嘘をつく
  • 謝らない
  • 「でも…」という言葉が癖になっている

と、はっきり言って、その人の存在にうんざりしていました。

ある日、元々一緒に働いていた友人Bさんと飲む機会があり、わたしは、ついついAくんのことを愚痴っていました。

友人友人

あなたの立場や経験値からも、もっとAくんをフォローできる部分があるのでは?

と、アドバイスをしてくれたのですが、Aくんに対しうんざり感がMAXな私にとって、それはちょっとムリ…と反論。。。

そんな話をしている中、友人Bさんが「ふふっ」と笑ったんです。
「ん?なんだろ?」と思ったら、

友人友人

さっきから、「でも…」って連発してるよw

まじかー!!!「でも…」という口癖が移ってるし!
的確なアドバイスをしてくれてるのに、深く考えもせず反論し、自分の納得できない気持ちばかりを押し出して、単なる言い訳ではないかっ!

と気づいた瞬間でした。
確かに言われるまで自覚してなかった…

友人には謝り、Aくんへの対応を考え直すことにしたのでした。

毎日一緒にいる人から受ける影響は計り知れないこと、共感するだけではなくしっかりアドバイスしてくれる友人の存在がありがたいことの両方を再認識した出来事でした(笑)

まとめ

言い訳がましい人の特徴と心理、対処法、直す方法をご紹介しました。

自分が言い訳がましいと全然気づいていない人もいます。
自覚していない人と付き合っていくのは難しいかもしれませんが、少しずつ対策していきましょう。

自分の言い訳ぐせを直したい方は、できることから挑戦してみてくださいね!

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