仕事をしていると、他人のちょっとした言動でイライラすることはありませんか?
もし、会社での人間関係や日々のやり取りにぐったりしている、疲れているのであれば、
あなたは鈍感力を身につけるべき
かもしれません!
上手に仕事をこなしていくためには、人との関わりは必ず必要です。
頻繁にイライラしたり、落ち込んだり、イヤな気分になっていては、精神的にもよくありませんよね。
「自分はいろいろ気にしすぎかも?」
と感じている方は、鈍感力について考えてみましょう!
本日は、鈍感力の身につけ方、鍛え方をご紹介します。
鈍感力とは?
「鈍感」というと、感じ方が鈍い、人の気持ちがわからない、気がきかないなど、ネガティブなイメージの言葉ですよね。
でも、「鈍感力」は逆! 「鈍感」という言葉が持つポジティブな面を指します。
- 失敗してもすぐに立ち直る
- 傷ついてもすぐに忘れる
など、前向きに考えられる力のこと。
生きていくうえで、とても強い味方になってくれる力と言えます!
高い鈍感力はビジネスで役立つ
日々仕事をしていくうえで、上手くいかないことってめちゃくちゃあります。
- 仕事がうまく進まない
- 怒る・怒られる
- 周りに振りまわされる
- 理不尽な目にあう
など、もっといろいろあると思います。
そこで、高い鈍感力を身につけると、
- 少しのことでイライラしない
- 落ち込んでも、すぐに復活できる
と、日々のストレスをかなり軽減できることは間違いありません。
大勢の人との関わりが必要になるビジネスの世界では、周りにのまれず、多少のことはスルーできる鈍感力がとても役に立ちます。
毎日元気に仕事をするために、鈍感力を鍛えて心の負担を少しでも軽くしましょう。
鈍感力の付け方・鍛え方
鈍感力を鍛えるには、「気にしないことの積み重ね」が最短の近道です。
でも、そんなことわかっていても、簡単にできないから困ってる、ストレスが増える一方なんですよね。
そもそも感受性の強い人は、小さなことにもよく気づく敏感さを持っています。
ですから、「気づかない」「気にしない」を実行するのは簡単ではありません。
でも、少しずつ実践することで鈍感力が身につくはず!
具体的な方法をご紹介しますので、お試ししてみてくださいね!
客観視し「スルーする」か「受け取る」かの取捨選択を!
他人に嫌なことを言われたとき、嫌な状況に直面したときなど、ネガティブな言動を受けた時に、
- 落ち込む
- イライラする・腹が立つ
- 不安になる
- うんざりする
など、ネガティブな感情になりますよね。
まずは、このタイミングで自分の状況を客観視してみましょう。
「いやみを言われる」⇒「落ち込む」⇒「自分は今落ち込んでいるなと再認識する」
「嫌な出来事に直面」⇒「イライラする」⇒「自分は今、イライラしてるなと再認識する」
と、自分の状況を確認しましょう。
実際にやってみると、心の中で(あっ、今イライラしてるっ)と思っている時、ほんの少しですがネガティブ感情がおさまります。
そして、
「スルーする」のか「受け取る」のかの取捨選択を行います。
スルーする
自分にとっていらない言葉、ストレスにしかならない状況であれば、それを心の中で打ち消して決着をつけましょう。
「はい、スルー」的な自分が決めた呪文を心の中で唱えるのもありです。
受け取る
自分にとって、反省すべき事柄であれば「今後は気を付けよう!」と自分の中で受け取り、決着がついたことにします。
反省したのでもうOKと、スイッチの切り替えができればなおよいでしょう!
スルーしたことは思い出さない
ネガティブ言動を受けたときに、一番厄介なのは後で思い出して再度へこむこと。
- その場で嫌な気持ちになる
- 後で思い出して嫌な気持ちがぶり返す
と、何度も思い返すことで、都度イヤな思いをするだけではなく、記憶が固定されて忘れられなくなります。
ですから、スルーしたことを思い出しそうになったら、他のことを考えるなどして心の中で打ち消しましょう。
それでも、思い出してしまうときは、
「○○でイヤな思いをしたけど、まぁ、いいや!」
と切り捨てて、気分を切り替えましょう。
自分のしきい値を他人に求めない
さまざまな物事に関し、自分の中のルールは誰でもあると思います。
でも、高いプライドやガチガチの正義感、強すぎる責任感など、線引きが明確すぎる基準やルールがあると、少しのことでも敏感に反応しやすくなります。
そのライン・閾値を少しでも超える言動に対し、不快に感じやすくなるということです。
例えば、
「ギリギリに出社してるのに、朝ご飯をデスクで食べるなっ!イライラ、ムカムカ。。。」
このような「デスクで朝食」問題に関し、人によって感じ方はそれぞれです。
- 始業時間前ならOK
- ご飯のニオイがしなければOK
- デスクで朝ご飯はナシ
- デスクで朝ご飯はアリ
もちろん、職場としてNGの場合は、「ナシ」がルールとなりますが、特にきまりがないのであれば、他人の行動に対し自分がイライラするのは損でしかありません。
何事に関しても、少しの曖昧さが必要であることを受け入れるようにしましょう。
「こうあるべき」とラインを引かず、人に対して常に柔軟であることが、鈍感力の基本です。
イヤな人のことは忘れる
イヤな言動をする相手に対し、あれやこれやとジリジリ考えるのはよくありません。
「酷いことを言う」「酷い態度をとる」「理解できないことをする」など、いろいろな人がいると思います。
ですが、それに対して「あの人はこーゆうところが、有り得ないしムカつくし・・・」、とあまり深く考えてしまうと、心を擦り減らすことになります。
イヤな人に対しては、
- そうゆう人もいるのね。
- 心のない可哀そうな人だなぁ
と思い、受け流しましょう。
ストレスを感じる人のことは、何度も思い出すのではなく、極力忘れるようにしましょう。
敏感なことはステキなこと
鈍感力を高めると、敏感さが失われるのでは?
と思った方いませんか?
たしかに、「鈍感」と「敏感」は相反するものです。
- メリット:細かいことを気にしない。立ち直りがはやい。
- デメリット:空気が読めない。人の気持ちがわからない。
- メリット:周りの変化によく気づく。気が利く
- デメリット:気にしすぎる。立ち直れない。傷つきやすい。本音が言えない。
鈍感力を高めたいと思っている方は、自分の敏感すぎる部分をなんとかコントロールしたいと思っていますよね。
敏感さが強いと、どうしても周りの人の反応や言葉が気になってしまい、ストレスを受けやすくなります。
鈍感力を高めることは、自分を守るためにとてもいいことです。
でも敏感なことは、本来ステキなことです。
よく気づくことは、人とのコミュニケーションではとても大切な部分です。
ですから、鈍感力を高めて敏感さを捨てるのではなく、自分が大切に思っている人、家族、友人、恋人などそういう相手には、「気遣いの気持ちを忘れないこと」としっかり意識して対応を切替えるのが理想です。
まとめ
鈍感力の身につけ方、鍛え方をご紹介しました。
イヤな奴は、どこにでもいます。
- 受けた言動の取捨選択
- いらないことは忘れる
- 自分のしきい値を他人に求めない
- イヤな人は忘れる
を徹底して、鈍感力を磨きましょう!