人に優しくできるのはいいことのはず。
それなのに、優しい人でいると何故だか馬鹿を見ることが多く、自分自身の優しさが原因でストレスが溜まるという人も多いのではないでしょうか?
実際に、優しくされすぎると
っていますよね。わたしの職場にもそういう最悪な人、いましたよ。
少しでも負担が軽くなればいいなと思い仕事を手伝ったら、ほとんどの作業を押し付けられそうになり、その最低男に腹が立ったことがあります。
わたしの優しさが、彼を のです。
優しさは必ずしも正義ではないと思った経験です。
このように、自分の優しさがあだになると感じている方は今すぐ対策が必要です。
そこで、本日は優しい人がストレスが溜まる理由とストレス発散方法、優しすぎる自分を卒業する方法をご紹介していきます。
優しい性格であるために生きにくさを感じている人は、少しずつ変えていきましょう。
優しい人がストレスが溜まりやすいのはなぜ?
優しい人がストレスを抱えやすい理由は、
- 他人を優先し自分が我慢をする
- 相手がつけあがる
と、大きくはこの2つと言えるでしょう。
それでは、詳しく見ていきましょう!
自分の気持ちを抑えているから
優しい人は、自分の気持ちを常に抑え気味です。
傾向が強いため、- 思ったことを強く言えない
- 間違っていても注意できない
- 人にお願いできない、甘えるのが苦手
- お願いされたら断れない
- 他人に気を使いすぎる
- 人に合わせて流されやすい
など、常にこのような行動をとっていれば、誰だってストレスが溜まります。
他人に利用されやすいから
優しい人の優しい行動や言葉に対し、
って必ずいます。- 文句を言わないから
- 何でも引き受けてくれるから
という理由で、みんなが嫌がることを押し付けられたり、いらないことに巻き込まれたりと、都合のいいように利用されてしまいがちです。
残念ながらそういう意地の悪い人って結構いますよね。
ため、ストレスが溜まります。
見下されるから
- 反論しない
- 主張しない
と思われるため、弱いものと認識されて、年下や後輩などからも見下された扱いを受けることがあります。
誰だってそんな理不尽な扱いを受けたらストレスが溜まります。
ストレス発散が下手だから
身近な人に不満や不安を伝えたり、愚痴れないため、ストレスをため込みやすいのも優しい人の特徴の一つ。
それでも特別仲の良い人には本音が言える方もいるでしょうが、こまめにストレスを発散できないため しまいます。
優しい人のストレス発散方法!
優しすぎてストレスが溜まったときの発散方法は、
- 笑顔で過ごす
- 好きなことをする
- 体を動かす
この3つが基本です。
友人と過ごす
- 本音を言える人
- 不要な気を使わなくていい人
- 一緒にいると癒される人
そんな友人と一緒に楽しい時間を過ごしましょう。
もちろん、家族や恋人でもいいと思います。
愚痴を言ってもいいですし、愚痴ではなくても
など、 を話すだけで、かなり気持ちが軽くなります。何かに没頭する
なんでも話せる友人が必ずしも近くにいるとは限りませんよね。
一人でストレス発散するには、何かに夢中になり楽しむことが一番です。
自分の趣味や好きなことに没頭しましょう。
達成感があることならなおさらよいでしょう。
特にやりたいことがないという方は、
せっかくだったら、語学の勉強など自己啓発でもいいと思います。
運動をする
運動はストレス発散にとても効果的です。
運動は苦手な人でも、別に本格的にスポーツを始める必要はありませんので、できることに挑戦してみましょう。
- 散歩
- ランニング
- 腹筋
- ダンス
- ストレッチ
など、ジムに行かなくても、運動器具がなくても、
ので、週に2、3回を目安に運動を取り入れてみましょう。美味しいものを食べる
美味しいものを食べると心が満たされますので、ストレス発散にはもってこいです。
週末のご褒美としてなど、 を設けてみましょう。
優しすぎる人を卒業する方法
優しすぎることでいつも損な役回りばかり…と思っている方は、優しさの意味を再認識することで、人への対応の仕方を少しずつ変えていきましょう。
まずは、真の優しさを理解することが必要です。
優しさの大前提にあるのは、 です。
この思いやりとは、決して相手を甘やかすことばかりではありません。
その人の為にならないことであれば、否定する、断る、注意することが本当の優しさと言えるのではないでしょうか。
- 相手のいいなりになる
- 頼まれたら断らない
- その人が悪くても注意しない
これらは、優しすぎる人の特徴、いわゆる
でも、これって優しい人ではなく自分のない気が弱い人ではありませんか?
まずは、他人の気持ちを気にしすぎること、なんでも我慢して許容することからやめていきましょう。
自分の評価の気にするのはやめる
優しい人がストレス過多になるのは、思ったことをはっきり言わないからです。
その裏には、
- 相手に好かれたい
- 相手に嫌われたくない
という気持ちがあります。
自分が断ったり、嫌だと言ったら
もちろん、そんなことは一切考えずに自然と優しくできる人もいると思いますが、もし優しい行動の裏でストレスを感じているのなら、少なくとも のでしょう。
優しすぎることは正義ではありません。
まずは、相手がどう思うかより、自分がどうしたいかを基準に行動するようにしていきましょう。
本音を言う練習をする
普段から、まわりや相手に合わせて
突然変えるのは難しいと思いますので、少しずつ本音を言うようにしていきましょう。
実際のところ、優しい人の当たり障りのない言葉よりも、
だってその方が、親近感がわくし、話していて面白いのです。
いつも本心を隠してばかりではなく、本音トークにも挑戦してみましょう。
嫌だったら断る
自分がやりたくないことは、相手の気持ちを考えすぎずに断りましょう。
もちろん「イヤです!」と言うだけが断る方法ではありません。
一人でやるのは負担が大きすぎるのであれば、
自分の趣味に合わないお誘いであれば、あまり興味がないことをはっきり伝えてから、 のがいいのではないでしょうか。
「すべて受け入れる」もしくは「完全に断る」という両極端な選択肢だけではなく、みんなで協力する、時々仲間に入るといった自由度のある妥協案も上手に使っていきましょう。
優しすぎる人が受ける印象
優しすぎる人って、まわりからどのような印象を受けるか知っていますか?
優しいことはいいことですので、もちろんよい印象も多いでしょう。
でも、その逆で悪い印象を持つ人が多いのも事実です。
優しい人に対するいい印象
- 話しやすい
- 我慢強い
- モテる
- 大好き
- 強い
自分が誰かに優しくされたら、誰だって嬉しいですし穏やかな気持ちになりますよね。
優しいと認識している相手とは話しやすいですし、性別に関係なく好意を持つことも多いと思います。
また、人が困っているときに手を差し伸べることができる優しい人は、強い心の持ち主ですし厄介ごとから逃げない我慢強さを感じます。
優しい人に対する悪い印象
- 突然キレる
- 友達少ない
- つまらない
- 怖い
- 恐ろしい
- 怒らない
- うざい
- 壁がある
- ムリしている
悪い印象も結構多いですよね。
共通する部分としては、本音が見えないことで、何を考えているかわかりにくいという部分が のではないでしょうか。
「優しい言動の裏では、何を考えているのか・・・なんか怖い」と思われやすいということです。
突然キレると思われるのは、普段の温厚さと怒るときのギャップが大きいことのあらわれと言えるでしょう。
また、優しい人に限らず、本音が見えない人と喋っていてもつまらないというのは、わたしもよく感じることです。
優しい人と仲良くなるのは難しい ーおまけの体験談ー
私が経験した、どうしても距離を感じてしまう優しすぎる人のお話です。
距離が縮まない優しいAさんのお話
いつも笑顔で物腰柔らか、どんな時も優しいAさん。
人の悪口どころか愚痴さえも言うことがなく、 です。
飲み会などでも、常に人の話をじっくり聞き優しい言葉をかけています。
そんなAさん、わたしの同期だったのですが、会ってから何年たっても壁を感じてしまうんです。
理由は、優しすぎるし、本心が見えないからなのでしょう。
優しすぎるため気を使われているように感じ、本心が見えないことで心を開いていないと感じていたのだと思います。
こちらも何となく気を使ってしまうために疲れるし近い存在としてみることができませんでした。
彼女は誰に対しても、何に対してもネガティブ発言はしませんし、常に人に優しく接します。
たぶん、そう決めているでしょう。とてもいいことですよね。
今の自分であればステキな人だと思いもっと仲良くなれていたかもしれません。
でも、当時の若かったわたしは、理由もわからず だと思っていました。
遠い存在に感じた神対応の優しいBさんのお話
厳しい仕事をふられても冷静に対処し、イライラしたり、不機嫌になったりなどのネガティブな感情を見せることのないBさん。
徹夜明けでも笑顔、どんなに忙しいときでも丁寧に優しく答えてくれる、まさに神対応!
だからと言って、何でもいいなりに仕事を受けるわけではなく、一番よい方法を考えて行動する本当に仕事のできる人です。
わたしの人生の中で、 でした。
でも、あまりにもできた人であるため、とても優しいのになんだか人間味がなく感じており、長年近寄りがたいと思っていました。
それは、どんなに大変な仕事でも笑顔でこなすその姿に、本音が見えず怖さを感じていたのが理由なのだと思います。
先輩の奥さんから聞いた話では、お家でのBさんは頑固な部分やプンプンすることもあるようで、そんな一面があると知って一気に親近感がわくようになりました。
徐々に仲良くなって後々わかりましたが、Bさんは本当に優しく穏やかな人であり、また仕事に徹することが楽しくなってしまうタイプの人でした。
また、「奥さん以外には愚痴らないようにしているのかな!」とも思い、時間はかかりましたが、とてもステキな人だということがわかりました。
人は優しすぎる神対応の人に怖さを感じることがあると身をもって経験したのと同時に、本当に強くて優しい人がいるのだということも知ったのでした。
まとめ
優しい人はストレスが溜まる理由と優しい人のストレス発散方法、優しすぎる自分を卒業する方法をご紹介しました。
優しいことは素晴らしいことです。
でも、優しさの陰に気弱な自分や我慢している自分がいるのであれば、 を少しずつ変えていってほしいと思います。
また、人の優しさに甘え、付けこんでくる人も残念ながら結構多いし普通にまわりにもいると思いますので、優しさだけではなく強さも身につけていきましょう。