最近は、LINEでも使用できるようになった便利なメンション機能。
プライベートではもちろん、ビジネスチャットではいつも活用しているよ!という人も増えていると思います。
そんなメンション機能、あなたはちゃんと使えていますか?
もしかすると、
知らないうちに「メンションハラスメント」をしているかもしれません!
そこで、本日はメンションハラスメントの具体例と解決方法をご紹介します。
ビジネスで欠かせないメンション機能とは?
メンションは、コミュニケーションツールで使える機能の一つ。
自分がメッセージを送る時に、読んでほしい相手を名指しすることです。
使い方は簡単!
@相手の名前
で、指名された相手のPCやスマホなどの端末上では、プッシュ通知にてメッセージが名指しで届いたことをお知らせしてくれます。
- グループチャット内で特定の相手に伝えたいとき
- 急ぎの要件ですぐ読んでほしいとき
- 重要なメッセージを送るとき
- 他のメッセージに埋もれないでほしいとき
など、チャット上のやり取りをサポートしてくれる「役立つ機能」と言えます。
うざい、嫌い、迷惑のもととなるメンションハラスメントとは?
メンションハラスメントとは、業務で使用するコミュニケーションツールのメンション機能の通知によるハラスメントのことです。
便利なメンション機能ではありますが、使い方によってはストレスの原因となっていることがあるんです。
受信側が感じるストレス
以下のような理由で、受信側が「メンションがうざい。キライ、迷惑」と感じてしまうことがあります。
- プライベート時間のメンション通知の対応
- 通知が多すぎて大事な要件が埋もれる
- あまり関係ない案件・用件で通知が入る
- 全員宛てメンションを頻繁に使う
プライベート時間のメンション通知は迷惑
最も多いのが、就業時間外のメンション通知。
終業後や休暇中などプライベート時間でも気づいてもらうことができる通知機能は、急用であれば便利かもしれません。
でも、急ぎでもないのに表示される通知はストレスに感じる人が多いと言います。
- プライベート時間に通知が入り、スマホを見る
- メッセージを確認する
- 返信する、もしくは返信するか考える。。。
と、このような状況が迷惑だったりストレスだったりするわけです。
また、夜中の通知はスマホが「ぶるぶる」となって目が覚めるときもあり、睡眠を妨げられるという意見もあるようです。
メンションによる通知が多すぎることでぐったり
通知があまりに多すぎると、チェックするだけでも時間を食われますし、大切な要件が埋もれて見逃す可能性があります。
あまり関係ない案件・用件のメンションがガンガン入る
チャットでの運用がメインとなっている職場では、チャットグループがどんどん増えていきます。
「今後メンバーとして入るかも?」「状況だけは把握しておいてほしい」などの理由で「とりあえず参加させられたグループ」も結構ありますよね。
そんな、現在あまり必要性のないグループのメンション通知のチェックは、特に忙しいときには時間をムダにしている感が強くなります。
- 通知受けを内容をチェックしている時間がもったいない
- 今見なくてもよい通知で集中力が切れる
など、ストレスを感じることとなります。
全員への通知が多すぎる
@allを使うとグループ内の全員にメンション通知が届きます。
この全員に対するメンションを頻繁に使う人がいると、そこまで重要な内容ではなくてもバンバン通知が入り迷惑と感じることがあります。
送信側が感じるストレスも
メンション通知でストレスを感じるのは、実は受信側だけではありません。
送信する人も以下のようなストレスを感じることがあります。
- 通知したのにレスなし
- 相手が迷惑ではないかと気になる
- 誰にメンションすべきか判断つかない
通知したけれどレスなし
メンション通知をせっかく入れたけど全然レスがない場合、やはりストレスを感じます。
相手が迷惑ではないかと気になる
相手がプライベート時間であれば、このメッセージに
「メンションを入れたら通知がうるさくで迷惑では?」
と思い、送信することをためらう。ということもあります。
誰にメンションすべきか判断つかない
メンション通知に関するルールが決められていないせいで、メンションすべき相手、内容、時間帯などの判断がつかないケースもあります。
メンションは便利な機能ですが、しっかりルールを決めて使う必要があることがわかります。
メンションハラスメントをさせない・しないための対策とルール
メンションを使用する際に注意が必要なことは、メンションを使用する際のルールをしっかり決めることです。
自分の職場でルール化されていないのであれば、最低限のルールを決めることをおすすめします。
関係者以外へのメンション
当事者以外へメンションをつけると、通知がガンガン増えてしまいやすくなります。
メンションなしでも未読チャットは確認できますので、関係者以外にはメンションを入れるのは避けましょう。
全員へのメンション
グループ内全員に対するメンションは、部によっては必要性があるケースもありますよね。
オフィス内のお知らせや全社の周知事項などは全員へメンションはありだと思いますが、なんでもかんでも全員にメンションを入れるのはやめましょう。
就業時間外の通知
終業後や休日などは、ストレスとならないようしっかりルール決めが必要です。
受信側
就業時間以外は、
- チャットをチェックしなくてよい(通知オフOK)
- もし、チェックしても返信しなくてよい
と、受信側のルールを決めておきましょう。
なぜなら、送信側は休日出勤かもしれませんし、お休みがシフト制の職場や時差があるケースもあります。
お休み明けに相手に優先的に確認してほしいメッセージであれば、やはりメンションを入れることはあると思います。
受信側も、休み明けは仕事に必要なメッセージがたまっていたりして、一気に処理しなければいけないわけですから、自分宛だとわかればチェックしやすくなりますよね。
送信側
もし、受信側のルールが徹底されていないのであれば、送信側は、可能な限り休日や深夜などの時間帯にメンション通知は避けるべきです。
- 返信不要と書かれてあっても、相手が上司の場合気になって返信する人もいます。
- 休日に仕事のメッセージを読むだけでも、気分が下がる人もいます。
- 寝るときにスマホのバイブを切っていない人もいるんです。
ですから、受信側でコントロールできない状況のときは、送る前に「これ、メンション必要?」と必ず考えてくださいね!
メンションされたら反応すること
メンションにて通知を受け取ったとき、すぐに返事ができないこともありますよね。
そんな時でも、送信側の人にとっては「なんでレスないの?」と気にしているかもしれません。
すぐ返信できないのであれば、
- 了解しました
- 確認してから返信します
- 今時間が取れないので、後ほど連絡します
など、現状を伝えるようにしましょう。
もちろんリアクションで送るのもアリです。
まとめ
メンションハラスメントについてご紹介しました。
職場によっては、テレワークの始まりと同時に何となくメンション機能を使い始めたという方もいると思います。
わたしも初めは深く考えずに使っていたメンション機能でしたが、休日の通知が頻繁になったことで、送る側も「相手を限定すること」「変な時間のメンションは控える」など相手がウザく感じないように考えて工夫しないといけないな。。と実感しました。
ビジネスのコミュニケーションツールにおいて、メンション機能は何となく使ってはいけないのです。
「メンションハラスメント」と呼ばれるくらいにストレスを感じる方もいますので、会社や部署、案件のメンバー間でしっかりルール決めをしていきましょう。