仕事の指示をする際に言っていることに一貫性のない上司ってほんと疲れます。
わたしの会社にも、自分が指示した通りに作業をした部下に対し、アウトプットが違うと頭ごなしに叱る上司がいました。
「こいつ、頭おかしんじゃないの?」と思いながらもわたしは何とかかわしていましたが、言われるがままの同僚や後輩はいつも酷い態度をとられていました。。。。。パワハラですよね。
わたしの経験を例にだしましたが、このように言うことがコロコロ変わる人って実際にいます。
あなたの職場にもそんな上司がいるなら、しっかり対処していく必要があります。
そこで、本日は会社・職場にいる言うことがコロコロ変わる上司の心理と原因、対処法についてご紹介します。
上司に振りまわされてツライ。。という方はしっかり対策していきましょう。
言うことがコロコロ変わる上司の心理と原因
なぜ言うことがコロコロ変わるのか?それは、
- 性格・考え方の問題
- 伝え方の問題
大きくはこの二つの原因があります。
性格的にどうしょうもない残念なケースもありますが、変更した理由があるのに相手(部下)に正確に伝えていないケースもあります。
詳しくみていきましょう。
気分屋で感情にムラがある
気分屋で感情にムラがあり、機嫌がよいときと悪いときで言うことがコロコロ変わるタイプです。
このタイプの厄介なところは、相手によって言動をしっかりコントロールしているため、 ケースが多くみられます。逆に部下に対しては、感情をあらわにします。
そして機嫌のよいときはOKだっとことが不機嫌だとNGになり、
- 理不尽に怒る
- フォローしない
- まわりに当たる
- 少しのことでもつっかかる
と、同じ要素に対し言動が変わるため、振り回されたり、わけがわからないとムカついてしまいます。
感覚的・衝動的で自分の考えがまとまってない
考えがまとまっておらず言葉に一貫性がないことがよくあります。
は、- 言葉にする時点でよく考えられていない
- 以前の方針と照らし合わせていない
という理由で、コロコロ言っていることが変わってしまいます。
説明不足
仕事をしているとタイムリーに状況が変わることってありますよね。
- 納期
- 予算
- マンパワー
- 顧客の要望
- 上層部の方針変更
とさまざまな要素の絡みで、一つの案件や業務の最中であっても、
ことってわりと普通にあると思います。ですが、何らかの変更があったとき、変更になった結果のみを部下に伝えてしまうと、部下は ため言うことがコロコロ変わると感じます。
- 小さな変更だから
- 些細なことだから
- 自分にとって常識的な理由だからあえて言わなくてもわかると思っている
- 理由を言う必要性を感じていない
- 深く考えていない
と人によって理由はそれぞれだと思いますが、いずれにせよ
。自分の非を認めたくない
自分の指示や言ったことが間違っていても認めたくないため、以前と違うことを言う上司もいます。
「そんなことは言っていない」「なぜ勝手にそんなことをした?」
などと、 ため、かなり厄介です。
忘れっぽい
言ったことをすぐに忘れる上司も実際にいます。
ほんとに もいるとは思いますが、さまざまな案件を抱えているため 可能性もあります。
悪気がないのに、翌日には全く違うことを言うため、何かと問題が発生しがちです。
優柔不断
優柔不断ですぐに決断できない人っていますので、とりあえず周りの意見に合わせたものの、やっぱり後で考えて意見が変わるということもあります。
指示が曖昧なだけで、実はコロコロ変わっていない
- 急ぎで
- いつものように
このような曖昧な言い方をするせいで、指示がきちんと伝わっていないケースもあります。
結果的にアウトプットが違うと言われ、やり直しになることもあります。
ただ単に「急ぎで」と言われても、
- いつまでなのか
- 他の仕事より優先するのか
- 残業の必要はあるのか
というように内容を確認しないと、解釈の違いが生じる可能性が高くなりますよね。
本来、 ということです。
言うことがコロコロ変わる上司の対応・対処法
言うことがコロコロ変わる上司に振りまわされないための対応・対処法をみていきましょう。
メモ・忘備録をメールやチャットで送る、周知する
あとで、メモ・忘備録としてメール、チャットで残しておきましょう。
他に関係者がいるときは、その方々にもccとしてメール・チャットを送ります。
- 日時
- 上司からの指示内容
- 作業方針
- 締切or納品日
等を書いて、
と最後に一文入れておきましょう。復唱し、曖昧さと理解のズレをなくする
日々の業務でのやり取りは、いちいちメモや忘備録をメール等するほどの内容ではない。。。というケースの方が多いと思います。
その際は、コロコロ変わる上司の指示に対し、指示内容が自分の解釈と合っているか、その場で必ず確認しましょう。
- 指示内容
- 自分がすべきこと
- 締切日
を、こちらから
ため、また繰り返し言うことで ためです。
変更になった理由を聞く
以前の指示や説明が突然変更になった場合、イラっとするかもしれませんが、決して感情的にならずまずはその気持ちを抑えましょう。
そして、指示の内容を理解・了承した旨と何故変更となったのかその理由を確認しましょう。
「以前はこう言ってたのに。。」「前と言っていることが違う!」「コロコロ指示を変えないでください」など、はっきり言いたいところではありますが、このような否定をすると、 または と相手は思い、人間関係の悪化にしかなりません。
「わかりました。ところで、AからBに変更となったのは、どのような理由(or 意図)があるのでしょうか?」
「わかりました。ところで、AからBに変更となったのは、○○という理由でしょうか?」
というようなニュアンスでで、
もし納得のいく答えが得られれば上司に対する不信感もなくなりますし、理由を述べることで上司も前は違うことを言ったと自然と認めやすくなります。
問題があれば具体的に伝える
上司の言うことが変わったせいで問題が生じるケースがあります。
- 作業が間に合わない
- 他の仕事に影響がでる
など、自分がムカムカするという感情的な問題だけではなく、実際の業務に支障がでるような場合は、
単に「間に合いません」「できません」というのではなく、 という何らかの案をだすことで、上司も考え直してくれかもしれませんし、フォローしてくれる可能性もあります。
進捗報告を細かく行う
指示をちょいちょい変える上司に対しては、仕事が完了してから報告するのではなく、途中であってもいいのでこまめに進捗と状況を報告するようにしましょう。
- 上司の考えが変わったとき
- 上司と理解にくい違いがあったとき
そんなときでも、
。相手の特徴をとらえる
言うことに一貫性がない人は、ある程度の期間一緒にいると、どんな面やどんな時にコロコロ言うことが変わるのかがわかってくると思います。
- 指示を途中で変えるのか
- 以前はOKだったことをNGと言いだすのか
- 機嫌によって言うことが変わるのか
いずれにせよ、よく観察しパターンがわかるようになれば、
と思います。よく指示が変わる上司であれば、指示に対する業務内容とスケジュールをこまめに報告する。
機嫌によってムラがあるのであれば、何か言われないよう完璧に仕事をこなす。
など、
をつけていきましょう。仕事が増えてもイライラしない
できる対策をしていても、上司の考えが突然変わったと言われれば、成すすべもなく従うしかありませんよね。
上司の言うことがコロコロかわることで、自分の仕事が増えたとしても、それはそれとしてイライラするのはやめましょう。
もちろん、そのせいで今までの仕事がムダになったり、新たに作業が増えて残業が発生することがあるかもしれません。
でも、その分の給料を払っているは会社ですし、 。
常にその上司のせいでイライラするのは精神的によくありませんので、可能な限り「アホ上司やな~」くらいに思って気にしないことをおすすめします。
そうは言っても、対策をしてもうまくいかない、業務として割り切るにはストレスフルであれば、
も考えてみましょう。常に言うことが変わるパワハラ上司 ーおまけの体験談ー
わたしの会社にも言うことがコロコロ変わるアホ上司がいました。
- 自分が言った指示が間違っていたことをスルーして、方向性がズレた結果に対し部下を叱る
- 自分が指示や連絡を忘れたのに、「言ったよな!」と怒る
- 理由は詳しく言わず、方針変更の結果のみ部下に伝える
と、
でした。わたしは、仕事が細かいタイプですので少しでも疑問があればすぐに聞く、裏を取るなどして、作業に手を付ける前にしつこく確認するクセがあります。
また、ノートに逐一メモをとっているため、自分のせいでないときは明確ですので、 ので、被害にあうことは少なかったのですが、他の方はかなり怒られていました。
だまって怒られている同僚を見るに見かねて、
といったニュアンスでわたしが口を挟むと「あれ!そうだっけ?!」と、別人?と思うほどサラッとした返答をします。細かい仕事をする人には、叱りつけることはしていませんでしたので、明らかに相手によって態度を変えていたということです。
そう考えると、まさに対策が必要なタイプと言えます。
別に仕事ができるわけではなく、偉い人や強いにだけいい顔をし、弱い部下には酷い扱いをする上司でしたので、いつかバチが当たればいいのに。。。と思っていました。
何年かして、その上司は別部署に異動になりわたしは万々歳でした。(いつも理不尽な目にあっていた同僚たちも嬉しかったはず)
クソ上司は、部署移動後、上の人に嫌われ1年も経たずに会社を辞めたそうです。(これはバチだな。。)
まとめ
言うことがコロコロ変わる上司の心理と原因、対処法についてご紹介しました。
対処法として最も大切なことは、
- 指示内容の証拠のためメモ・議事録をとる
- 変更理由を聞く
- 進捗報告をこまめにする
ことです。
また、自分自身しっかり業務をこなせていれば、先回りもできますし、上司をフォローすることさえ可能になるかもしれません。
できることから始めてみましょう!
ただし、対策を講じても効果がない
ので、どうしょうもできずストレスでツライのであれば、- 信頼できる人に相談する
- 異動願いをだす
- 転職を考える
など、他の方法も検討してみましょう。