ビジネスだけではなく、学校の授業でさえもペーパレスが進む中、普段から「電子書籍を活用している」という方が増えているのではないでしょうか。
紙の本より安く購入できたり、定額読み放題サービスもあることから、電子書籍にしたら読書量が増えたという方も多いと言います。
そんな便利すぎる電子書籍ですが、参考書を電子書籍で読むのはどうなのでしょう?
「本当に効率よく勉強できているのか?」という点が疑問なんです。
わたし自身、電子書籍の参考書で勉強すると、「何となく覚えにくい、ただ読んでいるだけで、頭に入っていないような。。」と感じています。
そこで、本日は紙媒体と電子書籍の参考書、勉強がより進むのはどっちなのか?
についてご紹介していきます。
電子書籍の参考書の方が優れている点、電子書籍のメリット
紙の本より、電子書籍が優れている点、メリットはたくさんありますよね。
初めて電子書籍を使用したときは、便利なことに驚きました。
- 何冊でも持ち運べる
- 隙間時間に読みやすい
- 紙の本より安い
- 厚さを感じない
などのメリットがあります。
何冊でも持ち運べる
普段から本を持ち歩く人はわかると思いますが、本って重い。
2冊くらいまでは私的にもありですが、3冊以上は持ち歩きたくありません。(個人の感想ですw)
さらに資格試験などの参考書は、一冊が分厚いものが多いですよね。
電子書籍は携帯性抜群!何冊でも持ち歩けますので、参考書だけではなく勉強関連の本、勉強に飽きたときに読む本などすべてをいつでも携帯できます。
隙間時間に読みやすい
- 通勤時
- ランチタイム
- 人との待ち合わせの合間
などの、移動時間や休み時間、何かを待っている間などに電子書籍は読みやすいですよね。
「あれ?別に紙の本でも同じでは?」と思った方、いませんか?
もちろん本でも隙間時間に読むことはできますが、紙の本よりも、スマホやタブレットはだしやすいし片手で読むこともできます。
満員電車の中やほんの数分の待ち時間に、厚い参考書をバッグからだすこと自体「んー、どうしようかな。。」と思うことありませんか?
一方、スマホやタブレットであれば気にせずだせますよね。
電車の待ち時間スマホを常に手に持っている人だっていますよね。
また、ランチタイムに参考書を読んで「勉強しています感」をだすのは避けたいし、気が引ける。。。と感じる方もいると思います。
スマホやタブレットであれば、何を読んでるかわからないし、別段目立つこともありませんよね。
スマホを使っていても気にならない状況であれば、いつでも取り出せますので、隙間時間を有効に活用できます。
紙の本より安い
Amazonなどで電子書籍をチェックしていると、紙の本よりも安い価格で購入できるケースがほとんどです。
試験が終わったらそのまま本棚で眠ってしまうのであれば、少しでも安く購入できる方がいいですよね。
わからないことを検索しやすい
本を読んでいて、よくわからないことがあったとき、後回しにせずすぐに調べやすいのもポイントです。
Kindleであれば、文字列をコピーすることもできますので、検索がよりしやすくなっています。
厚さを感じない
参考書が電子書籍であることの、最大のメリットは本の厚さを感じないことだと思います。
「これから、こんなに勉強しなければいけないのか。。。」
といった、モチベーションが駄々落ちすることを防げます。
分厚い参考書を目の前にすると、「絶対間に合わない、最後まで勉強できる気がしない。。。」
とネガティブな感情がこみ上げてくる。。という方には、電子書籍の方が絶対的に向いているでしょう。
本をよく読まれる方には、さまざまな電子書籍が定額で読めるサービスKindle unlimitedがおすすめ!
紙の本の良い点・メリット
紙の本が優れている点は、
- 書き込みができる
- 見たいページをすぐに確認できる
- 記憶に残りやすい
- 目が疲れにくい
- いらなくなったら売れる
などがあげられます。
書き込みができる、見たいページをすぐに確認できる
紙媒体の参考書は、好きな位置に自由に書き込みができます。
小説や漫画を読むのと異なり、勉強のため読んでいるわけですから、メモをしたり、ポイントを強調するなどの書き込みができることはやはり便利です。
何度も読み返す必要があるページに付箋を貼ることもできます。
もちろん、kindleを含む電子書籍アプリには、
- メモ機能
- ハイライト機能
- 付箋(ブックマーク)機能
があるものが多く存在しますので、それを活用すれば事足りるという方もいると思います。
ですが、
「少し前に読んだところがうろ覚え。。。ちょっと確認したいー」
なんて時には、やはりパラパラめくれる紙の本の方が便利なのは確かです。
- 紙であれば、パラパラめくって、感覚的に見たいページを探すことができます。
- 自由な位置に書き込みができます。
- 好きな色のペンを使いメモやマーキングができます。
紙の参考書の方が、自由度がある分、感覚的な使いやすさがあります。
記憶に残りやすい
「電子書籍より紙の本の方が、記憶に残りやすい」
ということを証明したさまざまな実験結果があるようです。
電子書籍と紙の本を比べたとき、
- 電子書籍は短期的な記憶、紙の本は長期的な記憶として残る傾向がある
- 紙の本は、全体像がつかみやすい
といった違いがあると言われています。
電子書籍は短期的な記憶、紙の本は長期的な記憶
読んだ直後はいずれも同じ記憶として残っているようですが、長期的な記憶として残りやすいのは紙の本とのこと。
ですから、知識として記憶したい勉強であれば、紙の方が向いているのかもしれません。
紙の本は、全体像をつかみやすく、ストーリーの順番を認識しやすい
これは短編小説を使って確認された実験結果です。
電子書籍では斜め読みや読み飛ばしが促される傾向があること、また本全体のどの部分を読んでいるのかをスクロールを確認しなければわからず、物理的、空間的な位置づけがしにくいことが関係しているのだそう。
紙の本では、ページを一枚ずつめくるという感覚的な動作が、理解するうえで補助となっているようです。
目が疲れにくい
スマホやタブレットでは、ブルーライト問題があり目が疲れやすいですよね。
ただし、一部のKindle端末のようにブルーライトがでない仕組みになっていたり、ブルーライトカットフィルムや機能を使用すれば対策できるのも確かです。
いらなくなったら売れる
資格取得用の参考書であれば、合格したら売ってしまう方もいますよね。
人にあげたり、貸したり、売ったりできるは、紙の本のいいところです。
また、最近はメルカリなどのフリマアプリをうまく活用すれば、1年落ちの参考書をお得に売買できるケースもあります。
結局、紙?電子書籍?どっちが勉強に適している?
結局、どちらがいいかと言うと、
「読んで覚える時は、記憶に残りやすい紙の参考書の方がおすすめ!」
「英単語などのストーリー性のない暗記、問題を解いたり、全体の復習なら、どちらでもOK」
というところでしょうか。
ただし、これは全ての人に当てはまるわけではありません。
ペーパーレスに慣れている若い世代であれば、むしろ電子書籍の方が集中してしっかり読み込めるという人もいるでしょう。
また、スマホやタブレットなどの端末で本を読んでいると、SNSやアプリの通知によって集中力が切れやすいため、紙の本の方がいいという人もいると思います。
ですから、自分に合った方を選ぶことが大切なんです。
可能であれば、紙と電子書籍を両方お試ししてから決めるのがいいと思います。
電子書籍で勉強をしてみて、あまり集中できないと感じるのであれば次回から紙の本に戻すのがいいでしょう。
とは言え、どうするか迷ってしまうという方は、以下を参考にしてくださいね!
- 読みながら覚えるタイプの勉強のとき
- 勉強時間、勉強場所をしっかり確保できる人
- 参考書への書き込みが多い人
- 紙の本が好きな人
- 英単語などの暗記、問題を解く、全体の復習のとき
- 分厚い参考書を見ると、勉強が手につかなくなる人
- まとまった勉強時間をあまり取れず、隙間時間を有効に使いたい人
電子書籍の参考書が少ない問題
電子書籍で勉強するぞーー!!
と張り切っていたのに、いざ参考書を検索すると、「電子化されてないのじゃー」とガッカリすることがありますよね。
それでも、以前より電子書籍は増えてきていると感じますが、マイナーな資格試験用の参考書や問題集は未だ紙媒体しか手に入らなものが多いのも確かです。
電子化されていない場合は、自炊にて本を電子化するという選択肢もあります。
その場合、自分で自炊するか、自炊代行業者にお願いすることもできますので、自炊を検討している方は調べてみてくださいね!
まとめ
参考書は紙媒体と電子書籍、どっちがいいのか?についてご紹介しました。
結論としては、自分に合った方法を選ぶことが大切ということですね。
ちなみに、わたしは電子書籍派です。
部屋を圧迫する本に耐えられなくなり、ある時、家にあった大量の本を自炊にてほとんど電子化しました。
ですが、参考書については電子書籍では勉強がしにくく、紙の本を使用しています。
漫画や小説、自己啓発の本であれば電子書籍でもまったく問題ないのですが、参考書の場合、何故か頭に入らずただ文字を読んでいるだけ?になってしまいがちです。
文章を読んでも、効率よく理解や暗記ができず、勉強がはかどらないと感じています。
一方、語学の問題集であれば、むしろ電子書籍の方が便利で、移動中などヒマな時間にちょいちょい眺めることで役立っています。
このように、対象となる科目や勉強内容によっても電子書籍の向き不向きがあるのかもしれませんね。
みなさんも両方実践してみて、自分の集中力がより続く法を選ばれるのがいいと思います。
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