資格試験や自己啓発などさまざま理由で、
「勉強したい」
「勉強をしなければならない」
と勉強に取り組もうとする社会人が増えています。
でも、社会人って何かと忙しい。。。
日々仕事に追われているし、帰ったら疲れてヘトヘトだし。。
と社会人が勉強を継続することって、時間、場所、モチベーションといろいろな課題がありとても難しいと言えます。
勉強に充てる時間が少ない社会人だからこそ、効率よく集中して勉強したいと思うのは当然ですよね!
そこで、本日は、忙しく時間がない社会人でもできる、効率重視のおすすめ勉強方法をご紹介していきます。
社会人に必要な勉強準備
まずは、勉強を始める準備からです。
社会人の勉強は、何となく始めても勉強時間が取れなかったり、モチベーションが続かなかったりですぐに挫折してしまいます。
ですから、
しっかりとした目標をもつこと
ことが、日々勉強を継続していくカギとなります。
- ○○月の試験を受ける
- いつまでに何をやるのか
などの目的・目標を設定しましょう。
既に何となく始めてしまった人は、改めて何に向かうのか目標を再確認しましょう。
何らかの資格取得が目的であればもちろん目標は明確ですが、そうではない勉強だってありますよね。
試験を受けることが目的ではない場合は、1カ月で本を1冊読む、1週間に○○個の英単語を覚えるなどの具体的な目標があるとより勉強がしやすくなります。
勉強計画をたてる
目標がはっきりしたところで、勉強計画を立てましょう。
勉強用テキストの準備
勉強に使う参考書や問題集を準備します。
苦手な分野の勉強ほど、参考書の読みやすさは重要です。
読んでもわからないことばかりでは、勉強を続けるモチベーションがだだ下がり状態に入りやすくなってしまいます。
わかりやすく、自分に合ったものを選んでいきましょう。
友人、同僚からの情報やネットでの情報も調べてから教材をゲットしましょう。
全体の勉強量を把握する
全体の勉強量を把握しましょう。
参考書や問題集など全何ページあるのか、何章あるのか確認しましょう。
そして、何日までにどこまで進むのか計画を決めます。
勉強道具の準備をする
勉強法や勉強時間、勉強場所は人それぞれですが、とにかく忙しい社会人だからこそ、長い時間を勉強に充てることができない人も多いですよね。
ですから、
- 隙間時間⇒持ち歩きのできる厚さの本、スマホやタブレットで電子書籍を活用(読む、暗記メイン)
- 家での勉強⇒問題集等で練習問題を解く
など、具体的な勉強法に合った勉強道具を揃えましょう。
社会人におすすめの効率的な勉強法
それでは、効率的な勉強法をチェックしていきましょう!
復習のタイミングが重要
勉強してせっかく覚えたことも、後で復習したらほとんど忘れている。。。なんて経験ありませんか?
人の記憶には、「短期記憶」と「長期記憶」があります。
必要なことを短い時間覚えていられるのが短期記憶です。
一方、自分の住所や電話番号など、長い期間記憶として保持できるものは長期記憶といいます。
わたしたちの記憶を司る器官である脳の海馬では、一時的な記憶として情報を約30日間保存しておき、それを過ぎると情報の取捨選択が行われています。残った情報のみが長期記憶として保持されていくということです。
ただし、一度覚えた情報は30日後に突然消えるわけではなく、日々時間の経過と共に徐々に忘れていきます。
ですから、1度目の復習が30日後では、復習するのが遅すぎるということですね。
記憶を効率よく定着させるためには、
短い期間で復習を繰り返す分散学習
が必要です。
復習のベストなタイミングには諸説あります。
教科や覚える内容の難易度にもよるので一概には言えませんが、
- 1回目の復習:翌日
- 2回目の復習:1週間後
- 3回目の復習:2週間後
- 4回目の復習:1か月後
- 5回目の復習:2か月後
と、一定期間空けながら5~6回の繰り返しが必要と言われています。
ここで、最も大切なのが翌日の復習です。
翌日に一度思い出しておくことで、その後の記憶の定着にかなり差が出るとのことですので、覚えた内容は、翌日に必ず読み返しor解きなおしを行いましょう。
その他、メンタリストDaiGoさん説(「1:5」の分散学習)に、試験日から逆算して復習スパンを決め繰り返し復習する方法もあります。
おすすめ復習サイクルはいろいろありますが、試してたうえで自分に合ったタイミングを決めていくのがいいでしょう。
インプットよりアウトプット
復習する際は、インプットよりもアウトプットの方が記憶の定着に効果的と言われています。
頻繁に呼び出される記憶は、海馬にとって必要な情報と判断されやすいということです。
何度も同じ部分を読み返して頭に入れる復習よりも、覚えたと思われる範囲の練習問題を解く方がより深い記憶として刻まれやすいということです。
ですから、
インプット(理解する・暗記する)⇒アウトプット(問題を解く、暗記した内容を書き出す・話す)
というように、インプットとアウトプットを1セットにした勉強がおすすめです。
音読
記憶を定着しやすくするために、音読するという方法があります。
声にだして読む
ということです。
自分の声によって脳が刺激され記憶が定着しやすくなると言われています。
ただし、
「音読って意味あるの?逆に記憶できなくない?」
と思った方いませんか?
まさに、わたしは、音読の際、文字を読み上げることに意識をもっていかれてしまい、文章の内容がまったく頭に入りません。
同様なことを感じる方は、しっかり読むのではなく、独り言のようにもごもご・ブツブツ小さい声でしゃべりながら読むのがおすすめです。
あくまでも内容を理解することに集中しながら、口を動かすイメージでやってみましょう。
目の付くところにメモする
なかなか覚えられない重要なポイントは、
- 紙に書いて貼る
- スマホのメモに書く
など、毎日見れる位置において置き、一週間を目安で覚えるようにしましょう。
勉強する時間帯を意識
一日の中でも、勉強の時間帯を工夫することで効率よく勉強が進みます。
起きてすぐ
起きてすぐは、脳がスッキリしていますので、前日の夜に暗記した情報をパパっと復習するのがおすすめです。
斜め読みするだけでも、復習効果は期待できると言われています。
午前中
起床後4時間までは、記憶力や集中力が高まりやすい時間帯です。
ですから、思考力が必要な勉強が向いています。
脳に負担がかかる作業は午前中に行うのがおすすめです。
ランチ~午後
ランチ後からは、集中力が切れやすくまた眠気もでやすくなる時間帯です。
勉強が進まない時は、10分程度の仮眠をとることで効率アップできることがわかっています。
夜
夜は脳も疲れており、パフォーマンスが低下していく時間帯です。
食事やお風呂などで脳をリラックスしてから、軽めの勉強をしましょう。
就寝前
就寝前1時間は、暗記に向いている時間帯です。
人の脳は眠ることで海馬に蓄えられた一時的な情報を大脳新皮質へ移動し長期記憶として保存されます。
ですから、暗記したらすぐ寝るのがおすすめです。
繰り返し勉強法
「1冊3周勉強法」や「7回読み勉強法」など、とにかく1冊の本を何度も読む勉強法もあります。
何度も読み返すことで、大まかな流れをつかんだ後に、細かいことを把握し、そして全体を理解して記憶を定着させることができます。
何冊も参考書を揃えてあたふたするよりも、気に入った一冊を極めることで知識力がグッとあがる勉強法です。
まとめ
社会人に役立つ効率の良い勉強法をご紹介しました。
覚えるのに時間がかかるという方は、復習タイミングを意識しながら勉強を進めてみてくださいね!
社会人が勉強を続けていくためには、
- 毎日、少しの時間でもいいので勉強することを習慣化する
- 勉強場所を決めない
- 疲れたら次の章に進んだり、他の勉強をする
など、モチベーションが落ちない工夫も必要です。
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