上司や同僚、部下、他部署の人など仕事をしていると、多くの人と接する機会があります。
その中には、
「この人苦手だなぁ。合わないなぁ。。」
と思う人っていますよね。
苦手だと思う相手が、職場の人でなければなんとか関わらないという選択肢がありますが、同じ空間で毎日仕事をしている相手であれば、ムシすることもできませんので、本当に厄介です。
では、「どうしても合わない人」がいるときはどうするべきなのでしょうか。
職場で受けるストレスは人間関係が原因となるケースが多いことからも、少しでもストレスフリーな毎日を過ごすためにはただただ嫌な気持ちを我慢するだけではなくしっかり対策していくことが必要です。
そこで、本日は、職場に合わない人がいるときの対処法についてご紹介していきます。
合わないのはなぜ?その理由とは?
「とにかく嫌い」
「この人といると疲れる、ストレスがたまる」
「なんとなく合わない」
など、一緒にいるとイヤな気分になる人、合わない人っているんですよね。
では、なぜその人を「合わない」と感じるのでしょうか?
まずは、その理由を考えてみましょう。
価値観が違いすぎる
会社には、さまざまな人がいます。
育った環境や通った学校、交友関係もそれぞれですので、考えや価値観がまったく違う人だっていますよね。
「やる気満々で、就業中以外も仕事のことを考えてしまう人」「仕事とプライベートをしっかり分けたい人」など、仕事に対する考え方、仕事のやり方、周りへの接し方なども人それぞれです。
もちろん、会社での立場や役割もさまざまであることから、それぞれの考え方があって当然ですし、どの考え方間違っているということもありません。
でも、あまりに価値観が違いすぎる人に触れると、「アレ?」と違和感を抱くことから合わないと感じてしまい、衝突の原因となることもあります。
威圧感が強すぎる、我が強すぎる
「自分の意見をしっかり持っていること」は大切ですが、周りの意見をまったく受け入れない態度や行動をしてしまう人は、うまく意思の疎通が取れないため、苦手な人になりがちです。
柔軟さに欠けた対応のせいで、振り回されたり、押し付けられた感があったりすると、面倒で嫌な人というイメージを、持ってしまいます。
言っていることがホイホイ変わる
「昨日は○○と言ってたじゃん!( `ー´)ノ」
次の日になると、違うことを言い出す人がいます。
もちろん、会社の方針や、プロジェクトの進捗、予算などの兼ね合いで仕事の進め方や作業方針が変わったというのであれば、納得できますが、そのような詳細について説明もなく、意見や指示がコロコロ変わる人っていますよね。
- 上司に言われたから
- 自分の非を認めたくないから
- 気分によって
など、とにかく自分のことしか考えず、周りに対する態度や言動に一貫性がない人は、合わないと思うのは当然です。
自分より要領がいい
要領がとてもいい人っていますよね。
年齢や立場、仕事内容など、自分と似た要素があるのに、自分より要領がよく得をしている人に対し、苦手意識を持つことがあります。
あまり違いはないはずなのに、自分よりとても可愛がられている人がいたら、羨ましく思うのと同時に嫌な感情を持つこともあります。
協調性がない
職場にはさまざまな人がいます。
- 自分の意見を押し通す
- 空気が読めない発言をする
- 周りへの配慮が足りない
- マイペースすぎる
など、タイプは人によって異なりますが、協調性がないと感じる人が結構存在します。
会社では一人で仕事をしているわけではありませんので、ある程度の協調性は必要となります。
「この人、ほんとに協調性ないな。。」
「周りのことが全く見えていないな。。」
など、イヤなイメージを持っている方には、話しかけても微妙な対応が返ってくる可能性が高いため、苦手意識がでてしまうことがあります。
合わない人への対処法
それでは、合わない人への対処法についてチェックしていきましょう!
コミュニケーション不足を解消
どんな相手でもコミュニケーション不足が原因で、嫌な面ばかり目についてしまうことがあります。
- 第一印象からずっとイヤな人と感じている
- 相手の考えがいまいちわからないことで、意味不明だから苦手に感じる
など、その人のことをよく知らないことで、合わない人という認識が強くなっている可能性もあります。
話しをしてみたら、案外いい面が見つかり、苦手じゃなくなるかもしれません。
「確かに今までコミュニケーションを避けてきたかもしれない。。。」
と思い当たる方は、相手のことを知る努力をしてみましょう。
距離感を保つ
「コミュニケーションはとれていても、とにかく合わない。。。」
「今以上に、コミュニケーションとるとかムリーー」
という人は、自分の感情をうまくコントロールできるよう、一定以上の距離感を保つことが必要です。
本来であれば、なるべく近づかない、話さないことを徹底するのがいいのですが、仕事ですのでやり取りは必要ですよね。
合わない相手が、日々一緒に仕事をしていて、常に近くにいるメンバーという場合も避けられません。
そのような場合は、
- 2人きりではなく、なるべく他の人と一緒にコミュニケーションをとる
- 飲み会など仕事以外で接触しない
- 心を消耗するくらいなら、表面上の会話をする
などの工夫をしていきましょう。
別に仲良くする必要はありません。仕事に支障がでない程度の必要最小限の会話をしそれなりに付き合いましょう。
違うことを割り切る、受け入れる
考え方や仕事の仕方、価値観が違ったとしても、
「そういうやり方や考え方もあるんだ!」
と受け入れることも苦手意識を克服する一つの方法です。
受け入れるのはムリというのであれば、そういうものだと割り切ることです。
ポイントは「受け入れたこと、割り切ったことを否定しないこと」。
否定してしまうと、ムカつく、イラつく、ガッカリする、モチベーションが落ちるなどの負の感情が一気に増してしまいます。
あくまでも、「自分とは違う考えですねーー。」と、認識するだけに留めておきましょう。
話は聞き流す
関わりが多くて避けられない相手であれば、相手の会話を聞き流しましょう。
別に愛想よくする必要はありません。
自分は必要最小限の返答のみにして、嫌がっていることを少し表面化してもいいくらいです。
淡々と自分のペースを乱さず返答、対応することが大切です。
どうしても合わない相手なら
対策をしてみても、どうしても「合わない」と感じるのであれば、物理的に離れるしかありません。
同僚や先輩、上司に相談する
自分の周りにいる信頼できる人に相談してみましょう。
同じ悩みを抱えている人がいれば、話すことで気持ちも楽になりますし、仕事の担当やグループを変える、シフトを調整するなどして、少しでもよい環境に移ることができるかもしれません。
ただし、相談内容を他言されると「単なる悪口」になってしまい、自分の立場にも影響がでてしまいますので、相談するのは、必ず信頼できる相手であることが大切です。
異動する・転職する
もし、ストレス過多で心を擦り減らしてしまうのであれば、異動や転職も視野に入れましょう。
ムリをして日々我慢することで、心や身体を壊してしまっては元も子もありません。
仕事を続けていくのが難しい状況となる前に、どうするべきか考えてみましょう。。
まとめ
職場に一人はいる「合わない人」への対処法をご紹介しました。
できれば、コミュニケーションをとることで「合わない人」という認識がなくなるのが一番いいのですが、実際には難しいという人の方が多いと思います。
わたしは20代の頃は、合わない人に対し挨拶以外は無視または、淡々とした態度をとっていました。
その頃は、キライな人に愛想笑いをしないことをポリシーとしていましたので、冷淡で感じが悪くうつっていたことでしょう。
ですが、年を重ねるにつれそうはいかなくなりました。
それは、後輩に対してそんな態度をとってしまうと、ただのいびりになってしまうからです。
そういう状況と気持ちの変化をきっかけとし、周りに対し優しい対応をするようになってから、合わないと感じる人はかなり減りました。
人はコミュニケーションを重ねることで他人からさまざまな影響を受け、変わることができます。
あなたが「合わない」と思っている人も、何かのきっかけで少しずつ変わっていくかもしれません。
ですから、まずはコミュニケーションをとることを諦めないでほしいと思います。
それでも、どうしても合わない人はいますよね。
決してムリはせず、心が疲れてしまうのであれば、淡々と接し、環境を変える方法も探していきましょう。