部下が上司に対し自分の状況や気持ちをしっかり伝えることはとても大切なことです。
でも、言葉の選択を間違うとたちまち悪い印象を与えてしまうことも!
- 嫌われる
- 苦手だと思われる
- やる気がないと思われる
- 仕事ができないと思われる
- 自分の評価が落ちる
など、自分にとってマイナスしかありません。
上司だって一人の人間ですので、微妙な言葉を使う相手に対し気持ちよく仕事できないのは当たり前です。
それが、フォローしなければいけない部下であっても、然り。。。なんです。
人によってはあからさまに嫌っている感をだしてくるかもしれません。
そこで、本日は言葉の選択を間違わないよう、部下が上司に言ってはいけないNGな言葉をご紹介します。
部下が上司に言ってはいけない言葉
部下に言われると、イラっ、ムカっとする言葉って結構あるんです。
あなたは大丈夫ですか?詳しくチェックしていきましょう!
どうしたらいいですか?
仕事でどうすべきか聞くのが何故いけないの?と思うかもしれません。
でも、よく考えてみてください。
職場では、あらかじめ何らかの仕事を任されていますよね。
それについて、まったくもってわからないということはないはずです。
詳細についても、上司よりは自分の方がより把握しているはずですよね。
もし、わからないというのであれば、それは何も考えようとしていない証拠と思われても仕方ありません。
「どうしたいいですか?」
は、自分の意見や案がなく、上司に丸投げしているように聞こえる言葉です。
何かしらの方向性や自分の意見、案を述べたうえで、どちらがいいのか?上司の意見を仰ぐようにしましょう。
- NG例:A案はダメだと言われました。どうしたらいいですか?
- OK例:A案はダメだと言われましたのでB案とC案を作成しました。○○の理由でB案で進めたいのですがよろしいでしょうか?
できません。ムリです。
上司に仕事をふられたときに、
- やったことがない
- 自分には難しい
- やる時間がない
と思っても、「できません」や「ムリです」という言葉で断ってはいけません。
何故なら、間髪入れずに部下に断れるのはとても感じが悪いからです。
さらには、やる気がないし仕事もできないし、いろいろ任せられない人と思われます。
評価だって下がりますよね。
もし、依頼された仕事の経験がない、もしくは経験が浅く自分には難しいと思った時は、
- 経験がないこと
- 時間がかかること
- 誰かのサポートが必要なこと
を上司に伝える必要があります。
そのうえで、上司の判断を仰ぎましょう。
もし、他の仕事で時間がとれないのであれば、仕事の優先順位を上司に相談したり、効率よく仕事を行う努力ができないかも考えてみましょう。
部下の能力以上の仕事をお願いするのは、多くの場合、成長してもらうための教育の一環でもあります。
ですから、「サポートを受けながらでもやってみたい」「時間がかかっても、任せてほしい」という意思がある部下に対し、とてもよい印象を受けることは間違いありません。
これって、やる意味ありますか?
「それをやる必要性」や「そこまでやる必要性」をやる前から上司に問うのは説得力がありません。
ただ単に、仕事をやりたくないから言っているようにしか見えません。
自分でしっかり実行またシミュレーションしたうえで、生産性が伴わないのであれば、それを理由に改善策を提示するべきです。
忙しかったので、できていません
これは、自分が無能ですと言っているようなものです。
忙しくでできないのであれば、事前に上司に現在の状況を踏まえて相談する必要があります。
- 期限を延ばしてもらう
- 他の人にお願いする
- 他の仕事との優先順位を変える
など、上司と話すことでいずれかの対策ができるはずなのです。
期限に達してから「忙しかったので、できていません」と言われたら、
- 報連相ができない
- 無責任
と思われてしまいます。
わたしの仕事ですか?
ふられた仕事が、「わたしの仕事ではない」時もあります。
でも、何らかの理由があってその仕事を依頼されていると思うんです。
- チーム内が忙しくそのサポート
- 自分の手が空いているから
- 引き受ける人がいなくてまわってきた
など、自分的には理不尽なふられ方だったり、その仕事をこなす時間的余裕がないときもあると思います。
でも「わたしの仕事ではありません」という言い方をしてはいけません。
それは、感じが悪くやる気のない言葉に聞こえるからです。
依頼された仕事を断りたいのであれば、
- メインの仕事が手一杯で時間がとれない
- まわりのメンバーとのバランスを考え、負担の少ない○○さんにお願いしてもらった方がいい
などと、自分の余裕がないこと、時間の余裕がある人やその仕事が得意な人にお願いしてほしい旨を伝えましょう。
いじめなどの特殊な環境でない限り、社内に不必要な仕事はありません。
時間の余裕があるのであれば、自分の仕事の範疇を超えていても、お手伝いしてもよいという気持ちで取り組むのがおすすめです。
言い訳をする
いつも言い訳ばかりをする人には、
- 言い訳がましい
- 責任感がない
- またか。。
と、よくない印象を受けます。
ほとんどの場合、何かしら理由があり悪い状況となったのでしょう。
それについて、言い訳じみた理由を伝えるのはよくありません。
そんなときは、理由はいらないので、事実と謝罪を伝えましょう。
- NG例:朝はいつも通り起きたんですー。でも、定期券を忘れていちど家に帰っていたせいで、遅刻しました。
- OK例:寝坊しました。すみませんでした。以後気を付けます!!
部下が上司に使ってはいけない言葉
上司やお客さまなどの、目上の人に使ってはいけない「言葉遣い」についても、ご紹介します!
ついつい使ってしまうものですので、注意してくださいね。
了解です・了解しました
「わかりました」をあらわす言葉ですね。
同僚やフランクな職場であれば問題ありませんが、お客さまや目上の方には、「承知いたしました」「かしこまりました」と使うのが正解です。
すみません・ごめんなさい
あやまるときは、「申し訳ございません」
感謝の際は、「恐れ入ります」「ありがとうございます」と伝えましょう。
ご苦労さまです
「ご苦労さま」は目上の人が目下の人にかける労いの言葉です。
「おつかれさまです」に置き換えましょう。
お世話様です
「お世話さまです」はご苦労様ですに近いニュアンスの言葉です。
目上の方には、「お世話になっております」を使いましょう。
参考になりました
「参考」は、自分の考えの足しにすることです。
ですから、目上の人には失礼な言葉になりますので、「勉強になりました」を使いましょう。
なるほどですね
これは、口ぐせになっている人いますよね。
部下ではなくても、イラっとするフレーズです。
「そうですね」「おっしゃる通りですね」などの方がよいでしょう。
まとめ
部下が上司に言ってはいけないNGな言葉をご紹介しました。
「後ろ向きな言葉」や「言い訳」は、上司に悪い印象を与えることがわかりましたね。
言葉の選択を間違うと、自分の評価が下がるだけではなく、嫌われる原因となりますので注意が必要です。
どんな言葉がいけないのか、自分がその言葉を言われたらどう思うかをしっかり考えてから、使うようにしましょう。