「定時で帰っちゃダメなのって当たり前なん?マジで帰りづらいんですけど!」
と、「定時退社がありえない空気」の職場ってありますよね。
わたしが初めて就職した頃は、毎晩遅くまで残業をしていました。
年俸制だったため、ほぼ残業管理はされておらず残業したい放題!
定時に帰る人もあまりいなかったので、遅くまでいるのが当たり前になっていました。
今思うと、あり得ないほど残業していましたし、体力的に常に限界スレスレ状態で、長めの瞬きで寝落ちすることがしょっちゅうでした。
思い出すだけでため息がでてしまう状況ですが、20年以上前はそんな会社も多かったと思います。
でも、現在は逆ですよね!残業をできるだけカットし経費を抑える会社が増えています。
「ノー残業デー」を設け、労働時間を短縮し生産性をあげる努力をする。
残業が発生する日は、上司やチームリーダーがメンバーにお願いする。と言った形をとっている会社もあると思います。
そんな状況とはうらはらに、未だ定時で帰りづらい職場が存在しています。
「残業する人が偉いという考えは時代遅れ」「定時退社したいけど、なんか気まずい・・」
と感じているあなた!
気まずさなど切り捨ててスパッと気持ちよく定時にあがりたいと思いませんか?
そこで、本日は定時に帰りづらい理由と気持ちよく即退社するための対策をご紹介します。
毎日、帰りづらくて定時後のうだうだする時間がもったいないと思っている方必見です!
定時退社が帰りづらい・気まずいと感じる理由とは?
まずは、「帰りたいのに、定時に帰りづらい。。。」と感じる理由について考えてみましょう。
みんな帰らないから
- みんなが残業している
- 帰れるはずなのにダラダラしている
まわりの人がみんな残業していると、自分だけ先に帰りづらいですよね。
やる気がない、協調性がないと思われるかも。。。と気になり帰りづらいと感じてしまいます。
罪悪感があるから
残業するほどの仕事量が割り振られていないときは、会社に貢献していないと感じ罪悪感を感じることもあります。
特に入社して間もないタイミングでは、教えてもらいながら仕事をしているため自分ができることが少ないケースもありますよね。
他のみんなはやることがたくさんあって、忙しくしているのに、自分だけヒマで。。。と申し訳ない気持ちから定時に上がりづらいと感じてしまいます。
定時退社はありえないという空気感のせい
残業するのが当たり前、定時退社はありえないという空気感が強い職場もありますよね。
今の世の中、まだそんなことを言っているのか?と個人的には疑問に思いますが、実際にそういう職場は今も多く存在しています。
そして、定時退社すると、
- やる気がない
- 協調性がない
- 責任感がない
- 仕事よりプライベートが大事?
と思われないかと気になってしまいます。
また、悪い印象を与えることで、まわりにの人から嫌われたり、馴染めなくなるのではと心配になり、定時に帰りづらいと感じてしまいます。
新入社員、若手社員のさだめ?
新入社員や若手社員は、「最も早く来て最後に帰るべき」。。。
なんて古い考えなんだ!
と個人的には思いますが、今でもそう考えている人もいるようですね。
このような考えをしている人は、定時にそそくさ帰る人に対しいい顔はしないため、上司や先輩より先に帰りづらい状況となります。
定時で帰ると怒られる・注意される
帰りづらい空気感どころか、定時で帰ると怒られたり、嫌味を言われるということを経験したという人もいます。
「もう帰るの?」
「残業しろよ」
「やる気あんの?」
など、ちょっと信じられないですが、今どきそんな会社もあるようです。
「定時」という言葉は意味がない職場
個々の仕事量が多すぎて、そもそも定時に誰も上がらない職場もあると思います。
- いつも忙しい
- 締切が迫っている
と、その時々で理由は異なるとは思いますが、そんな環境にいると、用事がある時でさえ定時で帰りづらく感じてしまいます。
帰りづらいと感じる人が即退社するための対策
定時にさっさと帰る対策としては、
「まわりの反応を気にしないで帰る」
これが最もシンプルな方法です。
でも、気にしないで帰れないから困っているんです!という方もいますよね。
そんな方は、
「条件をクリアしてから帰る」
という方法もありますので、是非挑戦してみてくださいね!
気にしないで帰る
働き方は人それぞれです。
残業はできる限りしないというスタイルで働いている人ももちろんいます。
- 残業三昧の経験がありオーバーワークを避けたいと思っている人
- プライベートを重視したい人
- 他人のフォローのために残業したくない人
それぞれですよね。
日中、おしゃべりばかりしてサボりぎみの人のために、自分が残業するのは誰だってイヤだと思います。
上司や先輩、同僚が残業してたって、自分の仕事が終わっているなら帰ればいいのです。
やることをやっていれば、堂々と定時に帰ってもなんら問題はありません。
ですから、「定時に帰って何が悪い!!」と周りの反応を気にしないで帰りましょう。
黙って帰るのはNG!上司が気にしているポイントをクリアしてから帰る
定時退社が気まずい職場であっても気持ちよく定時に帰るには、必要なポイントをクリアしてから帰ることが必要です。
早く帰ろうとした時に上司にイラっとされるのなら、それはあなたの報告が足りないからかもしれません。
ズバリ上司は仕事の進捗状況を気にしています。
- やるべきことは終了しているのか?
- 納期に間に合うのか?
ということを上司に伝えることが必要です。
「毎日定時で帰っているけど、ちゃんと間に合うんだろうか?」
という疑問がある状態で、「定時なんで帰ります!」とすぐ帰ってしまわれると、その懸念と不満が微妙な言動として現れてしまいます。
就業時間内に任せられた仕事を終える
気持ちよく定時にあがるためには、就業時間内に本日行う予定の業務を終えていることが最低限の条件となります。
予定通り作業が進んでいないときは、
- 今日中に終わらないこと
- 終わらない理由(別件の対応、見積りが甘かった、手こずったなど)
- 残業すべきか否か
を定時時刻より前に上司や先輩、仕事仲間に相談しましょう。
本日の作業内容、進捗、今後のスケジュールを報告
- 作業内容
- 作業進捗
- 明日以降の予定
これらの内容を上司に伝えることで、「定時に帰っても問題ないね!」と判断してもらいましょう。
【作業内容と進捗】
本日分の作業が終了しているのか否かがかわかるように伝えましょう。
- 今日行った業務内容と状況(終わったのか継続中なのか)
納期や締切がある案件の場合は、全体的なスケジュールに対し
- 順調
- 進んでいる
- 遅れている
という進捗状況も伝えましょう。
遅れている場合は、どうしても残業が必要かもしれませんね。
【明日以降の予定】
明日や今後の作業スケジュールも伝えておきましょう。
予定変更した業務内容等も、必ず伝えましょう。
黙って帰らず、帰っていいか確認する
毎日口頭やメールで進捗報告をしたのでOK!「定時なのであがりま~す」では不十分です。
なぜなら、
「手が空いてるなら手伝ってほしい」と思っている人がいる可能性があるからです。
進捗状況を伝えたうえで、
- 退社してもよいか?
- 他にやること、手伝うことはあるか?
とプラスして聞くのが理想的です。
「今日はあがってもよろしいでしょうか?」
「他にできることはありますか?」
「何かお手伝いできることはありますか?」
など、確認したうえで「帰ってよし!」と了承を得られれば気持ちよく帰れますよね。
ただし、手伝うことがないかを聞くからには、何か依頼される可能性はありますので、残業が発生するかもしれません。
帰りたい日は代案を付け加える
残業したくない日であれば、今日は予定があるので、あがってもよいか聞きましょう。
本日はムリですが別日はお手伝いできるというような言葉を加えれば印象がよくなります。
常に残業したくないなら
残業はまったくしたくないのであれば、進捗報告+あがってもよいか?と聞くだけに留めましょう。
残業が当たり前の職場なら前もって言っておく
毎日残業が当たり前となっている職場であれば、定時で帰るのはホント気まずいですよね。
そのような環境であれば、定時上がりしたい日は前もって伝えておきましょう。
用事があるためその日は残業対応はできない旨言っておくことで、まわりから受ける印象も良くなります。
定時上がりの人としてイメージづける
残業をしたくないのであれば、定時であがることが当たり前の人としてイメージづけることも大切です。
罪悪感があるなら、できることを増やす
みんなは忙しくて残業しているのに、自分はお手伝いできない。役に立てない。。
と罪悪感を感じている人は、気持ちよく帰るための対策を考えるのではなく、自分ができる仕事が増えるよう努力することが必要です。
- 職場の人がきちんと教育してくれない
- 放っておかれて、暇な時間が多い
このような状況のときは、辛いし時間も長くてネガティブになりがちです。
でも、そこから脱するためには待っているだけでは不十分!
自ら行動しなければいけません。
- もっといろんな仕事に挑戦したいとお願いする
- 他人の仕事を見て覚える
- 空いている時間に、雑用など何でもいいのでできること探す
など、やる気を見せれば、教育係やまわりの人の態度も変わり、自分の負担になっても教えよう!と考えてくれるかもしれません。
定時あがりは結局印象が悪い?
結局、定時あがりは印象が悪いのか?
という疑問に対して、多くは「定時に帰る・帰らない以前の部分に問題がある」と考えられます。
普段からしっかり効率のよい仕事をしている人、まわりにも協力的な人であれば、定時に帰っても悪い印象は受けにくいということです。
適当な仕事をしている人、まわりにも非協力的な人が定時で帰れば、「仕事終わってるんかい?!もうちょっと仕事したら?」とムカつかれます。
逆に適当な仕事をしている人が残業で残れば「適当な仕事しているから仕事が終わらないんだよ!ムダな残業。。」とムカつかれます。
ですから、定時に気持ちよくあがるための近道は、普段から効率のよい仕事をして、まわりとしっかりコミュニケーションをとり協力しあうことが大切なのだと言えるでしょう。
他人のフォローで自分だけが残業するはめに ーおまけの体験談ー
おまけの体験談です。
毎日残業。
会社で夕飯を食べて、また続きの作業をし、終電の時間を気にして・・・
そんな、遅い時間まで会社にいるのが当たり前の毎日が続いていたときのこと。
ある金曜日にちょー行きたい飲み会が入っていたので、金曜は定時上がりできるようにと月曜からはりきっていたわたし!!
その週は自分の作業量を計算し月~木曜にきっちり残業を振り分けて毎晩遅くまで作業を進めていました。
そして、金曜当日!やたー、今日は飲みにいける~♪
それなのにーーー
ん、なんて?
「本日納品の作業がまだ終わってなくて・・・」
同僚から声がかかったのは15時頃でした。
当然、わたしは自分の作業を中断し手伝うことに。。
えーーーー。なんで計画的に残業しなかったんーと思っても後の祭り。
(しつこいと思ったけど)今週3回ほど進捗確認したやんー
「大丈夫です!余裕です!」と言って毎日定時にあがっていたでしょうがっ。
それなのになぜ~~(ムカムカ)
と思いながら、なんとかヘルプ作業も終わり納品も間に合いました。
とりあえずよかった。。。
でも、ほんとにムカついたのはその後!
「納品済んだので定時だし帰りますー!自分は約束あるのでっ!」
(はぁ~?こいつ飲みにいきやがったー。。。は~ら~た~つぅーーーー“怒”)と心の中で怒るわたし。。。そして、なんだか空しい気分に。
私はと言うと、ヘルプ作業のため3時間以上のロスに。。。
翌週月曜納品案件の作業に3時間分遅れが発生。
作業的には少し余裕あるけど、今日やらなかったせいでギリギリになるのはイヤだし。。。
う~ん…と悩みましたが、月曜からバタバタして嫌な汗をかきたくないので、結局飲み会は諦めて残業して帰りました。
後回しにした私の仕事は、その同僚に手伝ってもらえる内容ではなかったため、自分の作業が終わった同僚が帰るのは自由ですし当然です。
それに、もし金曜の定時退社のために頑張っていた週であっても、当日の納品がギリで困っている人を手伝って残業になるのは、しょうがないことです。
でも、わたしが進捗確認を入れていたのに関わらず、毎日定時で帰っておきならがら納品日にヘルプ要請するその同僚のことがどうしても許せないと思ったのです。
「ほんとすみませんでしたっ」と言って帰った同僚を、わたしは二度と信用することはありませんでした。
さらに言うと、普段から寝坊遅刻が多く、客先での打ち合わせにも遅刻する始末、進捗管理もできない、困ったときばかり他人をあてにし、まわりのフォローは一切しない、そんな今まで見過ごしていた不満が一気に重なったことで、その同僚のことを人としてキライになりました。
さて、何か言いたかったのかというと、
普段から適当な仕事をしている同僚だからこそムカついたという体験談でした。
このように、定時に帰ること自体が悪いわけではないとわかっていただけたと思います(笑)
まとめ
定時に帰りづらい理由と気持ちよく即退社するための対策をご紹介しました。
まわりに嫌な印象を与えず気持ちよく定時で退社する方法を長々とご紹介しましたが、自分の仕事が終わっているのであれば、定時で帰ってもなんら問題はありません。
本日の進捗報告をして、定時ダッシュすればいいのです!
もちろん、忙しいときに残業をお願いされることはあると思います。
そんなときにはじめて残業をすればいいのではないでしょうか。
残業時間が多くなると、会社はその分残業代を支払わなければいけません。
残業が増えるほど、案件に対するコストが高くなるわけですから、働き方改革によりコストカットを余儀なくされた企業側としても、残業は少ないほど嬉しいわけです。
そうは言えども、年配社員の意識が追い付いていないケースや仕事量が多すぎる職場では、帰りづらい雰囲気があると思います。
自分の感覚や考えがまったく合わない職場と感じるのであれば、異動や転職も視野にいれるのもありだと思います。